業界ナンバーワンを目指して
吉川水産株式会社 企業目標 【業界ナンバーワンを目指す。】
魅力あふれる商品と接客サービスで、お客様満足No.1の魚売場を提供します。
そして、『お客様最優先で、お客様に喜んでいただき、地域社会に貢献できる会社』を常に目指しています。
1.「売り場の魅力 ナンバーワン」
品揃え、商品グレード、商品づくり、季節感と旬を感じる売場づくり、トータルなお客様の満足を実現する売場づくりを行い、あわせて安心・安全を提供しています。
鮮魚売り場の魅力はなんと言っても、魚種の豊富さと鮮度です。
たとえばマグロという魚にも、いろんな種類、特徴があります。最も高級といわれる『本マグロ』、流通量が最も多い『メバチマグロ』、その他、季節によって『インドマグロ』、『キハダマグロ』、『ビンチョウマグロ』など様々な種類がありそれぞれに特徴があります。
当社ではデパートだから本マグロを取り扱い、スーパーでは取り扱わないなどということはなく、営業業態にかかわらず本マグロを含め常時、2~3種類以上のマグロを品揃えしています。
また、同じ種類の魚でも、その獲れた場所や漁法、天然か養殖の違い、生か冷凍の違いなど、様々な要因によって値段は大きく変わりますので、営業店舗のお客様ニーズに応えられるよう細やかな品揃えを実現しています。
商品づくりにおいても、魚へのこだわりだけでなく、確かな技術とその魚の特徴を活かした調理加工により、完成度の高い商品を提供しています。
2.「接客・サービス・販売力 ナンバーワン」
心のこもった接客、お客様の要望にお答えするサービス、旬・こだわりの説明、お料理提案、保存方法のご説明を行い、より多くのお客様にご支持いただける接客サービスに取り組んでいます。
お客様の目的は、お魚を買うだけではありません。
『お買い物を楽しむ』という目的もありますので、それに応えられる接客を目指しています。もちろん魚に関することは『プロの魚屋』として、お客様へ通り一遍の話だけではなく、様々な角度からの情報提供を行える体制を確立しています。
魚の産地情報はもちろんのこととして、その産地の特徴やこだわり、漁法の違い。季節によって食べ方を変えたほうがおいしく食べていただける魚もあります。また、料理方法についても煮魚、焼き魚、刺身だけでなく、産地や漁師さんの料理を紹介や、後片付けの簡単な調理方法などの提案、保存方法の紹介もしっかりと行います。
それを実現するために、吉川水産オリジナルテキストブック『アドバイザーテキスト』を作成し、全社員に配布しています。現在は120を越える魚介類についてのテキストを完成させ、しっかりとお客様に伝えられるようになっています。
また、調理サービスも「御用聞きコーナー」で、衛生上の問題が無い限りお客様のご要望に沿って実現することが徹底されていますので、売り場の商品をお客様のリクエストによりさらに加工度合いを高めて提供することが出来ています。
「御用聞きコーナーでのご提案」
魚のプロが一尾を無駄なく有効的な調理提案を致します。
寿司、刺身、切身、カットの調理を承っています。
社員育成制度
社員育成
社員の育成は、価値ある商品のご提供とお客様へのサービスの向上に不可欠で、最重要な取組みです。創業64年で培った人材育成のノウハウを制度化し、従業員満足の向上にも繋がるように更なる制度の充実を目指しています。
1.新入社員研修
新卒入社の社員は最初の1年間は研修メニューに基づいて技能習得を効率よく進めていけるようになっています。まず、入社後6ヶ月は、技術と知識の習得を行い、その後店舗配属となります。
研修により、入社3ヶ月で、店頭で販売できるレベルのお刺身をつくることができるようになります。それ以降、調理できる魚の種類を増やしていく、サイズを大きくしていく、スピードアップを図る、精度を上げる、加工技術の幅を広げていくなど、その成長度合いに応じて課題を持って取り組んでいきます。1年目からの戦力化により、新入社員の活躍の場も増え、定着率も大きく上がりました。
担当業務や得意部門に偏りがちな2年目以降の社員についても、不得意分野がないように改めて教育、技術指導を進める体制を整えて取り組んでいます。
2.営業職 マスター制度
目標にチャレンジし、意欲を育て、貢献できる人材を育成する制度です。
魚屋のプロとしての技術、知識の検定です。これを習得した社員には、マスターの称号を与え、マスターの中から管理能力のある社員を副店長、店長に任命いたします。
次の項目について3年間の育成スケジュールにより、段階的な技能検定と社内試験を実施し、マスター資格の習得に取り組みます。
- 技能項目
18項目にわたる鮮魚加工技術の習得 - 商品知識
お魚アドバイザー検定(四季を通じた基本魚種25種の商品知識)
お魚マイスター検定(四季を区分した合計121魚種の商品知識) - 専門知識
調理加工、歩留まり、ロス、料理についての知識の習得 - 法令知識
食品表示、衛生管理、食中毒予防についての知識の習得 - 実習項目
催事販売実習、セントラルキッチンでの実習勤務(指定日数勤務)
表示委員会制度
食品表示の管理は、衛生管理とともに食の安心・安全と信頼を担う重要な項目です。
吉川水産では表示委員会制度を設け、店舗での表示ルールの策定、法律の改正等に対応した社内ルールの変更やその実行方針を決定し、食の安全・安心と信頼を維持すべく、正確な管理を推進しています。
営業部門、バイヤー部門、その他関連部門から委員会メンバーを選出し、月例での委員会を開催して、次の内容の諸問題に対応しています。
なお、委員会メンバーは、食品表示検定中級資格を有する社員で構成されています。
- 全店の食品表示チェック
- 店長会議、副店長会議での表示講習の実施
- 表示会議での勉強会の実施
- 全国的な表示問題の検証
- 出店している商業施設(お取引先)との表示方法の調整
- 役所(消費者庁他)との情報調整
- 店舗(現場)からの表示相談の対応